シェンゲン圏への入域

欧州のシェンゲン圏内での個人の自由な移動に関する情報は、こちらからご確認いただけます。

Town Hall and Square with fountain in Valencia, Spain

ヨーロッパの「シェンゲン圏」への入域

シェンゲン協定は、シェンゲン圏内での個人の自由な移動を定めたものです。この協定は、シェンゲン協定加盟国間の移動を簡素化します。つまり、シェンゲン協定加盟国間において、通常の出入国管理は行われません。
 
ただし、すべての旅行者(子どもと乳幼児を含む)は、有効な渡航書類(パスポートや身分証明書など)を常に提示できるようにしておく義務があります。運転免許証、銀行カード、クレジットカード、または類似の書類は、有効な渡航書類または身分証明書とは見なされません。
 
すべての外国人旅行者(非EU市民)は、シェンゲン圏内の国に入国日から(ある180日間のうち)最長90日間滞在できます。旅行者の国籍と渡航目的によっては、滞在許可(ビザ)が必要な場合があります。
 
詳しい情報は、渡航先となるシェンゲン協定加盟国の大使館で入手できます。入国要件、パスポート規制、変更を行った国とその内容についての詳細は、IATAトラベルセンターのウェブサイトでもご確認いただけます。

EES:欧州連合の新しい出入国システム

新しい出入国システム(略称:EES)は、欧州連合によるスマートボーダープログラムの中心的な要素であり、ある180日間の中で90日以内の短期滞在を目的として欧州諸国に渡航するすべての非EU市民に対して適用されます。

EESの目的は、国境管理手続きを自動化し、手動によるパスポートのスタンプ押印を置き換えることです。新しいEESは、2025年10月12日より運用を開始します。EESを使用する欧州諸国では、外部との国境で段階的にこのシステムを導入する予定です。つまり、国境通過地点でデータ収集が段階的に導入され、2026年4月10日までに全面的に導入されることになります。

詳細については追って発表される予定です。