ペットを超過手荷物として貨物室で輸送する場合
お客様の大切なペットが快適かつ無事に目的地に到着できるよう、このページではペットを専用の輸送容器に入れ、空調の整った貨物室で超過手荷物として輸送する場合の重要な情報をすべてご案内しています。
ルフトハンザは、すべてのご搭乗のお客様に安心感を持って、無事にご到着いただけるよう努めています。これはお客様のペットに関しても同様です。そのため、ルフトハンザのガイドラインは現在の動物保護規定、輸出入規定ならびに国際航空運送協会(IATA)の規定を順守しています。
また、ルフトハンザ便における動物輸送の一般的な注意事項にご注意ください。
条件
犬と猫は、輸送容器を含め8 kgを超える場合、客室内にお持ち込みいただくことはできません。
ご注意:ミュンへンでお乗り継ぎ便がある場合、ペットの貨物室の輸送はできません。貨物室でお預かりするペットのスルーチェックインはミュンヘン空港ではご利用いただけません。トランジットまたは乗り継ぎ便へのペットの同伴およびペットのスルーチェックインは従来通りフランクフルトではご利用可能です。
補助犬をお連れになる場合の例外( 例:盲導犬や聴導犬など)にご注意ください。
ご搭乗者1名につき最高2匹のペットをお持ち込みいただくことができます(規定に適合する輸送容器に入れること)。ペットは、客室および/または貨物室で輸送いたします。
- 最高2匹のペット(犬または猫)を客室で輸送(規定に適合した輸送容器1個に収容)または最高2匹のペットを貨物室で輸送(規定に適合した輸送容器1個または2個に収容)。
- 1匹のペット(犬または猫)を客室で輸送(規定に適合した輸送容器1個に収容)、さらに1匹のペットを貨物室で輸送(規定に適合した輸送容器1個に収容)。
なお、輸送されるペットの最少年齢にもご注意ください。犬ならびに猫は、以下の期間を経過している必要があります:
- 生後12週間
- ドイツ発着路線では生後15週間
ペットの輸送に使用する輸送容器の形状および大きさに関する詳細は、このページの下をご覧ください。
闘犬および短頭種のペットには特別の規定が適用されます。
輸出入規定および動物保護規定の順守につきましてはお客様ご自身の責任となります。ペットに適用される規定については、ご旅行先の国の領事館やかかりつけの獣医師にご確認ください。さらにルフトハンザでは、必要な場合にはより厳格な規定を適用し、一部の路線、例えば、イギリス、アイルランド、インド(バンガロール)などではペット輸送のご予約をお受けしないこともありますのでご了承ください。
規定が順守されなかったため、ルフトハンザがペットの輸送をお断りする場合、ルフトハンザはそれにより生じる予約変更の料金、ペットホテルでのお預かりやホテルの宿泊料金について責任は負いかねます。
例外的に、国の規定によってはここに挙げた条件を満たしていても、ペットを超過手荷物としてルフトハンザ機の空調が整った貨物室で輸送できない場合があります。その場合には、ルフトハンザ機の貨物室で航空貨物として輸送することが可能な場合もあります。航空貨物としての輸送は運送会社により料金が異なります。
この場合、ペットの輸送を専門に行う運送会社に相談されることをお勧めします。最寄りのペット輸送専門の運送会社を検索していただけます。ご不明な点などございましたらルフトハンザ カーゴサービスセンター+49 (0)1806-747-100(ドイツの固定電話からの通話は1分間につき0.20ユーロ、携帯電話からの通話は1分間につき最大0.60ユーロ)にお電話でご相談ください。
ペットを超過手荷物として貨物室で輸送する場合で、ルフトハンザ便の前または後の乗り継ぎ便にユナイテッド航空を利用する際には次の 案内にご注意ください。
許可された犬や猫以外のペットの輸送については、lufthansa-cargo.comのウェブサイトをご覧ください。
この場合、ペットの輸送を専門に行う運送会社に相談されることをお勧めします。最寄りのペット輸送専門の運送会社 を検索していただけます。ご不明な点などございましたらルフトハンザ カーゴサービスセンター+49 (0)180 6-747 100 (ドイツの固定電話からの通話は1分間につき0.20ユーロ、携帯電話からの通話は1分間につき最大0.60ユーロ)にお電話でご相談ください。
輸送容器の規定

貨物室でのペットの輸送には、国際航空運送協会(IATA)の規定に適合した輸送容器が必要です。適合しない場合、ルフトハンザがペットの輸送をお断りする場合があります。
ご注意: 輸送容器はネジでしっかりと固定されている必要があります。プラスチック製のラッチは、安全なロックとはみなされず、受け付けられません。
ペットの種類によって異なる輸送容器が必要となります。お客様ご自身が輸送容器をお持ち込みになる必要があります。通常、空港でご購入になることはできません。輸送容器を早めに用意し、フライト前からペットを容器に慣れさせておくことをお勧めします。
以下、空調の整った貨物室で犬および猫を輸送するための容器の要件をまとめました。
1. 輸送容器は、ペットが自然な姿勢で立ち上がり、体の向きを変え、横たわることができる大きさでなければなりません。
2. 旅客機の貨物室での輸送に使用できる輸送容器の最大の大きさは、125 x 75 x 85cm です。
3. 輸送容器は、ペットが外に出られないものでなければなりません。無害・無毒性の材質でできた頑丈なプラスチック製または木製の輸送容器をお勧めします。輸送容器は、4つの側面すべてに通気口が必要です。開口部は、ペットの体のどの部分も通り抜けないように小さく、ペットが噛んだり、ひっかいたり、また怪我をしないように作られている必要があります。
4. 容器の内側には、ペットを傷つける可能性のある鋭い角や縁、または突出した爪のようなものがあってはなりません。
5. 輸送容器の底部分は防水となっており、毛布や吸収マットなどの吸水材が敷かれている必要があります。新聞、ダンボール、わらは使用できません。
6. 食事と水の容器(空の状態)が輸送容器内に設置されており、外側から補給できる必要があります。飛行中、オプションとして食事と水を与えることができますが、フライト中にこぼれることのないようにしなければなりません。
7. 輸送容器にはキャスターが付いていてはいけません。必要であれば、これらを容器から取り除く必要があります。
8. 長辺の両側面中央にスペーサー(2部品の間に取り付けて隙間をつくる器具)が必要です。
9. ペットのリードおよび首輪は機内持ち込み手荷物に入れて保管してください。
10. 輸送容器1個につきペットは1匹のみ認められます。例外があります*
*同一の輸送容器に、生後12 週間から6 ヵ月以内の動物の赤ちゃんであれば、2匹まで許可されます(同じぐらいの大きさの場合)。また、それぞれ14 kg 以内の大人のペットであれば2匹まで(同じぐらいの大きさ)、あるいは母親1匹とその動物自身の子供(0~6 ヵ月以内)は1匹まで入れることができます。ただし、複数のペット輸送の場合、すべてのペットが自然な姿勢で立ち上がり、体の向きを変え、横たわることができる大きさの輸送容器に入れ、ペットが互いに慣れていることが条件となります。
犬と猫の輸送容器
ご注意:針金や金網でできた容器は、航空輸送では使用できません。また、容器の上部は針金や金網ではなく、頑丈な素材でなければなりません。通気孔は、容器の上部の安定性を損なわない範囲であれば認められます。

1. ドアのヒンジとラッチは、少なくとも1.60 cm、ドア開口部の上下に水平に突出していなければなりません。
2. 通気口
3. 背面図
4. 食事と水の容器
5. ドアロック
6. スペーサー
料金
ペットを超過手荷物として貨物室で輸送する場合の料金は、路線と輸送容器の大きさによって異なります。料金は1路線ごとに課せられます。ルフトハンザの乗り継ぎ便も含め1方向に1回のみお支払いいただきます(例えば、ハンブルク発フランクフルト経由マドリッド行きの直行便のフライトで1回のお支払い)。復路またはストップオーバー (乗り継ぎ時の24時間以上の滞在) の場合、新たに料金が発生します。
ペットをお連れになる場合の料金は空港のチェックインカウンターまたはルフトハンザ サービスカウンターでお支払いください。ペットと輸送容器に加え、航空券に含まれた無料受託手荷物の範囲内の手荷物をお預けいただけます。
ご注意: 貨物室での動物の輸送については、ブリュッセル、ジュネーブ、フランクフルト、ウィーン、チューリッヒ経由で輸送する場合、150ユーロ/170スイスフラン/170 USドル/220カナダドルの追加料金がかかります。
手荷物許容量の計算
数ステップで、路線、搭乗クラス、運賃に応じた無料受託手荷物許容量をご確認いただけます。さらに、貨物室または客室、それぞれのペットの輸送料金もご案内しています。